はじめに
人は永久歯を失うと、残念ながらもう二度と歯は生えてきません。
「噛む」ことは私たち人間にとって、とても大切な行為です。
人は生きるためにエネルギーを必要とします。そのために人は食物からエネルギーを摂取しています。
食物を噛んで食べるということは、食物を切ったり、磨り潰したりしているということです。しっかり噛むことは消化がよくなり、唾液が分泌されます。この唾液はでんぷんを分解したり、発がん性物質を溶かしたりと様々なメリットがあります。
また、しっかり噛むことで、「成人病予防」「脳の活性化」「運動器官機能向上」など様々な効用が言われています。繰り返して言いますが、「噛む」ことはとても大切な行為なのです。
しかし、歯を失ってしまうと、その「噛む」ことが困難になってしまいます。従来では「入れ歯」「ブリッジ」という治療法が主流でしたが、共に「歯があった頃みたいにしっかり噛める」というレベルには達せませんでした。
その問題を解決してくれたのが、「インプラント」でした。このインプラント治療は歯を失った部分に人工の歯を埋め込む治療法で、従来の入れ歯やブリッジよりも、より自然の歯に近い「噛める喜び」を手に入れることができます。
歯を失うということは、同時に楽しい豊かな生活も失われてしまうと言っても過言ではありません。一度失った噛む喜びを与えてくれると同時に、明るいライフスタイルを築いてくれるのが、このインプラントなのです。
インプラントとは
インプラントは医学用語では移植するという意味を持ちます。
歯科用インプラントとは天然歯根の代用となる人工歯根のことです。歯科用インプラントの主流は純チタンかチタン合金で出来ています現在使用されている歯科用インプラントの多くはチタンで出来ています。
また、チタン表面をハイドロキシアパタイト(骨の成分に近いもの)で被覆したものもあります。チタンは歯肉や骨との相性が良く、また、顎の骨にしっかりと結合します。天然歯の歯根に相当するインプラントが、顎の骨にしっかり固定されることで、天然歯の歯冠(歯の部分)に相当する人工歯が、安定して装着されることになります。
人工歯は金合金やセラミック、硬質レジン(人工樹脂)で噛み合わせを調整してオーダーメイドで作られますので、天然歯のような見栄えだけでなく、これまでの入れ歯やブリッジでは満足することが難しかった“食べる・話す”という機能も回復できるのです。















































